さて、今回の記事では、不妊治療クリニックに初めて受診する方を対象に、
・妊活を始めてから初診までの期間
・おすすめの持ちもの
・初診の費用などを書いていきます。
今回の内容
不妊治療クリニック受診を検討するのはどんな時?
日本産婦人科学会
http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=15
リンク先ページを参考に記述します。
・1番妊娠しやすい排卵日2日前など、排卵日付近のタイミングがあり、1年以上妊娠しない方
・基礎体温の高温期が上がらないことや、月経周期の異常などで無排卵の可能性がある。また、婦人科系既往症のある方。
・加齢の方
妊活を始めて、まさか自分が授かりにくい。なんて、思いもしなかったと思います。辛いですよね。
これからどうなるんだろう?と不安ですよね。
私も29歳。ギリギリ20代のときに不妊治療の受診を考えたときは、自分が妊娠しにくいのかもしれない、ということを受け入れることが大変でした。
まずは、ゆっくり心の準備をしながら、考えてみてほしいと思います。
クリニックを選ぶ基準は?
あくまで私の考えですが、産婦人科や婦人科よりも、不妊治療専門クリニックの受診がおすすめです。
もし、治療の段階が上がることを検討しなければならないときに、不妊治療専門クリニックであれば対応して頂けます。
また、遠方のクリニックを選択する場合や、お仕事との兼ね合いについてですが、
タイミング法、人工授精では、月2~3回
体外授精、顕微授精ではより多くの通院日数が必要になります。
(ホルモン不全の私は、人工授精段階でもホルモン補充のために月7回程度受診しています。個人差が大きいです。)
必要に応じて、セカンドオピニオンの選択も必要かもしれません。
いつから受診しよう?
ゆっくり考えて頂きたいです。
しかし、初診が何ヶ月待ち、というクリニックもあるので、一度、クリニックに問い合わせると安心かもしれません。
不妊治療の初診の時期について、アンケートを行った結果についての記事です。
意外なことに、 半年以内の結果が多くなりました。
夫婦で行くべき?
夫婦で行くことができれば、先生からの検査スケジュールの説明を共に聞くことができるので、良いと思います。家に帰ってから伝えるのも大変ですからね。
私達夫婦の場合は、初診は私のみ、初診の次の診察で先生から精液検査の話を受けていたので、主人と受診しました。
受診時におすすめの持ち物
私は不妊治療クリニックに通って半年なので、この経験からおすすめの持ち物と、その理由をお伝えしたいと思います。
基礎体温表
1ヶ月だけより、3ヶ月ほどあると良いかもしれません。ただ、基礎体温を毎日測るのも大変ですからね。基礎体温をあまり見ない先生もいらっしゃいます。
基礎体温表はアプリに記録したものを紙に書いて持参することになります。
有料の基礎体温ノートみたいなのを買うと、
私のクリニックでは、基礎体温表を初診でもらえたので、無駄になります!
テルモさんのホームページで無料の基礎体温表がダウンロード印刷できます。
シンプルなので、提出しやすいです。
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手帳とボールペン
不妊治療では、月経周期に合わせた診察日の決定が必要になるので、とっさのスケジュール確認をしたいときが出てきます。
また、先生に、「〇〇日が妊娠しやすい」など教えて頂けることもあるので、ぜひ、メモを取れるように持参してみてください。
ナプキン
内診台でのエコーなど、痛くはありませんが、あとで部分が気になることもあるかもしれません。
私のクリニックではナプキンが内診台の近くに置かれていて、自由に使えますが、いつも使っているメーカーじゃないと、ちょっと嫌なんですよね。(私だけでしょうか…汗)
ですので、良かったら、小さめのものを1つ、持参してください。
診察の待ち時間が長めなので小説など
不妊治療クリニックは、とても混んでいることが多いです。1時間を超える待ち時間になることもあります。飲み物を持参したり、小説を呼んだり、何か持参すると良いかもしれません。
私は3DSを持参し、音を出さずにマリオメーカーをしています。笑
服装にご注意。
内診台に上がるときは、下を来ません。(私は靴下は履いています。)
ですので、着替えが楽な服がおすすめです。
不妊治療クリニックの初診費用
保険内の検査と、性の病検査などの保険外の検査がある場合があります。相場は1万5000円前後ですので、2万円持参されると安心です。
初診のときに知っておくと便利なキーワード
不妊治療でよく使われる、基本的な語彙について、説明します。
基礎体温 朝起きて、すぐに舌下で基礎体温計を用いて測り、グラフに記載します。1日1日、真剣に見る必要はありませんが、大きな流れで見ることで、身体のリズムが分かります。
黄体ホルモン 黄体ホルモンの多くはプロゲステロンという物質です。子宮内膜を整えたり、基礎体温を上昇させ、妊娠継続を助けます。
卵胞 卵巣の細胞集団で、排卵後は黄体となります。
内診台でのエコーで、排卵期には卵胞のサイズを測ってもらえることがあります。
虹クリニックさんのサイトがわかりやすいので貼ります。http://www.ogikubo-ivf.jp/treatment/general_treatment.html
排卵に近づくと、18~20ミリになります。
周期日数に応じて、サイズは変動します。
子宮内膜 子宮表面を覆う粘膜組織で、月経時はこれと血が排出されます。また、受精卵は子宮内膜に着床し、子宮内膜の厚さは8ミリ以上程度必要と言われています。
こちらも周期日数に応じてサイズは変動します。
不妊治療の初診、受診理由は何と言う?
不妊治療初診の問診票や、初診の診察時に、なぜ受診したか伝えること、不安ですよね。
けど、大丈夫です。みんな悩んで受診しています。
私の場合は、基礎体温がガタガタだったので、そのことを話しました。妊活開始から半年のことです。
また、初診日が生理と重なる場合、血液検査などの不妊検査はできるものがあるので、受診して良いと思いますが、受付に電話で聞くと安心だと思います。
2人目不妊などの方へ。
あくまで私の受診しているクリニックのことですが、基本的にお子さんを連れてくることが推奨されていません。
ファミリーサポートセンター事業などもありますが、保育士として、乳幼児を預けることが不安な気持ちも理解できます。
まとめ
不妊治療クリニックを受診するかは、とても悩むことです。友達にも言いにくい。旦那に言いにくい場合もあります。
実際、私も。旦那には、「まだ受診しなくて良いだろう?」と言われていた中で受診しました。
最初はドキドキしながら受診したクリニックですが、いまでは月に7回も受診しているからか、セカンドハウスの気分で、待合室ではいつも、くつろぎながら過ごしています。
そんな私の立場から、不妊治療の初診を考えている方へ、少しでも安心できる情報をお伝えできれば。と思い、今回の記事は作成しました。
どうか、ゆっくりお考えください。