保育士試験一発合格の私が保育士試験のキーワードをどんどん解説するよ!
今回のテーマ
ベルとランカスターのベル・ランカスター法。
ベルとか、ランカスターとか、ディズニープリンセスみたいな名前で、それはそれは、綺麗な女性2人組だろうなーって思ったら、イケオジでした。
ベル→ アンドリュー・ベル
イギリス、スコットランドの教育学者。1753~1832
孤児院の院長になって、そこでこどもに文字を教えた。
ジョセフ・ランカスター
1778~1838
ロンドンでポロースクールを作っていた。
ここでは、こどもの自我とか道徳を育てようっていう目的じゃなく、純粋に仕事するための文字とか算数をたくさんの子に教えてたみたい。
助教法(モニトリアルシステム)=ベル・ランカスター法
子ども達に先生が1人で一斉に勉強を教える一斉授業スタイル。
あれ、私達の学生時代にもよくあったやつですが、あの生徒がむちゃくちゃ多かったら、どうします?笑
この時代は、1人の先生に対する生徒が多かったんです。
やから、先生だけでみんなに教えるよりも、
賢い生徒に先生のお手伝いをしてもらって、賢い子に、勉強が苦手な子を指導してもらうと、先生も授業がしやすいよね。
っていう、のを考え出しました。
いまでは一斉教授の1つと考えられています。
だから、助教法は、教師を助けるって書くんでしょう。←これは私見。
教師を雇うのにもお金がかかるから、賢い子が手伝ったわけですね。
ちなみにこれ、ベルと、ランカスターが、ほぼ同時にひらめいた方法。
二人とも、時代が一緒だし。
だから、仲良く名前を並べて、
ベル・ランカスター法ってなったわけです。
オーウェンとの関係
このベル・ランカスター法を支援してたのが、実業家オーウェンですが、オーウェンは途中でペスタロッチの考えのほうが良いなぁって思って、
オーウェンはペスタロッチの直感教授に従った性格形成学院を作ることになります。
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ベルとランカスターのまとめ
・一斉教授の効率化を測る助教法を生み出した
・生徒が教え合うことがポイント
・同時期にしたので、ベル・ランカスター法という。
超有名やけど覚えること多すぎなペスタロッチ
1746~1827.
牧師であり、医者の父の子として生まれましたが、医者のお父さんは5歳のときに失ったので、そんな裕福ではありませんでした。
大学時代に、エミール(ルソー)を読んだことで、農業をしながら、こども達に勉強を教えよう。と心機一転。
20代で、ノイーホフという農場と、貧しい子どものための学校を作るけど、すぐ経営難で閉鎖。
経営難の次にしたのが、有名な著書
※著書も出題されやすいです。
隠者の夕暮れ1780
「王座の上でも、木の葉の屋根の影にいても、同じ人間」
→王でも庶民でも、本質は同じ人
教育って、人間を育てることだよ。
リーンハルトとゲルトルート1781
リーンハルトっていう主婦さんが、近所のこども達を集めて、勉強を教えて、学校を作っちゃう話。ゲルトルートは旦那さん。
その後、孤児院、女子学校なども作るが…
本を売ってからは、時代がフランス革命期で、スイスは常に孤児で溢れていたので。
シュタンツに孤児院を作ったり、教育学者に尽力しましたが、やっぱり時代が悪かったので、生涯大変でした
ペスタロッチの教育
頭と心と手の調和
頭、心、手を共に育てることで、人間らしく育つ。
生活が陶冶する。
ペスタロッチの有名なことばで、幼児期に受ける母からの愛情や友達、生活の経験が、その後の生活に活きるってこと。
ところで、この生活に根付いた教育法のペスタロッチの考えは、ランカスターの考えとは対照的ですよね? だから、オーウェンはペスタロッチに傾いたんです。
ペスタロッチの代表的な教育方法はこれ。
直感教授
言葉で教えるだけじゃなくて、観察したり、よーく調べることも大切。実際にペスタロッチは、子どもたちと農業したりする中で教育を行ったんです。