新元号の発表は4月1日に決定したことが、2019年1月1日、元旦の0時に安倍首相から正式に発表されました。
新元号の決め方や、発表方法、今年度からの祝日について、今回の記事でわかりやすく簡単に説明します。
新元号はいつから始まる? 2019年5月1日から。
新元号は、2019年の5月1日から始まります。
天皇存命中に退位によって天皇が変わるのは200年ぶり。院政とは別物
現在の天皇が存命中に天皇が変わることは、江戸時代の光格天皇から約200年ぶりになります。
平安時代や鎌倉時代に多くあった、天皇が存命中に天皇の位を譲り、上皇となって政治を担っていく院政は、今回の退位とは別物です。
もっとも、現在の日本は、太平洋戦争以降、天皇は象徴とされ、政治に関わることがないからです。
今回は、今上天皇の退位と、皇太子の天皇即位の意味があります。
今上天皇(きんじょうてんのう)とは、現在の天皇を示すものであり、現在の皇太子が即位されれば、今上天皇となられます。
新元号になる5月1日は祝日になるの?即位の日
2019年の祝日は、皇太子が即位されるので、祝日も変更になるところがあります。
まずは、今上天皇の誕生日である12月23日が祝日なのは2018年までになります。
2019年の5月1日は祝日とすることが発表されています。
2019年の5月1日は即位の日。とされるそうです。
ちなみに、昭和が平成になった日は現在祝日となっていないので、今回は1年限りの祝日になると予測されます。
いまの皇太子の誕生日は祝日になるの?
皇太子の誕生日は、2月23日です。
なので、2019年はすぎてしまったため、2020年から2月23日が祝日になるとみられています。
2月は祝日のない月なので、祝日が出来てうれしいですよね。
1月たくさん休んだ後の2月って、結構大変なので。
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新元号の決め方は? イニシャルはどれがだめ?
新元号の決め方ですが、いくつかのルールがあります。
・常用漢字2文字であること
・過去の元号でない
・イニシャルがだぶらない。
イニシャルがだぶらないというところですが、明治以降についてを考える必要があるでしょう。
誕生日などの歴を書くときに表になっているのは、
M 明治
T 大正
S 昭和
H 平成
であるためです。
新元号の有力な候補は?
元号ですが、もともと、中国の歴史書から出典されています。
政府からは、候補ができてきているなど、新元号についての情報は一切明かされていません。
専門家によって、水面下に検討されています。
しかしながら、
昭和の元号となったときに、
正化 と 修文
が候補に挙がっていたので、これを混ぜたような元号になることは考えられます。
ちなみに、上の2つは、どちらもイニシャルがSなので、登用に至らなかったとされています。
昭和のSから2連続になってしまいますからね。
新元号はどのようには発表される? 官房長官が知らせるとみられる
新元号の発表ですが、平成が発表された方法は、当時の官房長官である小渕官房長官が、今上天皇の崩御を受けて、発表しました。
ですが今回は、今上天皇のご存命中の天皇退位、皇太子の天皇即位であるため、また新しい発表の方法になることは十分に考えられます。
明るく前向きに新元号に変わることができますね。
新元号の2019年はこんな一年
新元号の2019年は国を挙げて、内容の濃い一年になることが考えられます。
なんといっても、10月1日からの10%への消費税増税
これに対しては、政府が、
・キャッシュレス決済ポイント還元
・軽減税率
・プレミアム商品券
などを同時に行うことにして、国民の気持ちを抑えようと考えていますが、
小売店の対応が大変で、なかなかうまく進んでいませんし、わかりにくい政策になってしまっています。
また、2020年の東京オリンピック開催に向けての建設ラッシュも大詰めになってくることでしょう。
大阪の万博開催も決定しましたね。
かつ、2019年1月中ごろからか、と予測されていたTPPは2018年の12月30日から開始されました。
食べ物などの、消費者に直にかかわるものについては、15年かけてゆっくりと関税が減少、撤廃されていきますが、
工業製品については、加盟国間のやりとりについて、関税がさっそく撤廃されているので、2019年の企業の動向も注目です。
水道民営化も始まりますが、おそらく、消費税増税のタイミングにあわせてくるとみられるので、
このニュースをマスコミがどれだけ取り上げられるか、も情報提供機関としての責務が問われるでしょう