保育士試験を一発合格した経験から、今回は実技試験対策について書きます。
各実技科目の特徴、
選択科目の選び方、
言語表現を選んだ場合の言語表現のおすすめの本についても、今回の記事では触れました。
私の選択科目は、音楽表現と、言語表現です。
実技試験の選び方
まずは、それぞれの科目の特徴から言います。
得意なことを試験科目にすることが一番です
が、
言語表現は合格率が高いので、一つは言語表現を選ぶことがおすすめです。
実際に、私が実技試験を受けたときも、
試験ごとに場所が違ったのですが、実技試験に言語表現を選ぶ人が圧倒的に多かったです。
それでは、実技試験科目の選択方法について、お話します。
造形表現は絵が得意な人か、ピアノが弾けない人
与えられた題に対して、制限時間内にカラーの絵を書く必要があります。
ただ絵を書ければよい。というわけではなく、
この年齢ごとの遊び、
行動が題に沿っているか、も求められます。
また、保育士がそばに居る絵もいることが多いので、大人と幼児の書き分けも必要です。
ですので、
絵が苦手な方は難しいでしょう。
ただし、
ピアノは、全く触ったことがない人が、
筆記試験が終わってから2か月でピアノを仕上げることは、習わないかぎり困難を極めます。
言語表現は、なるべく選択するべき
保育士試験の手引きに載っている参考図書から1つ選んで、
当日、絵本を持たずに暗記して、読み聞かせるように聞かせる試験になります。
これが一番合格率が高いので、これは選んでおきたいところです。
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音楽表現 ピアノが弾ける方はこれ一択。
音楽表現の実技試験は、ピアノが弾ける人が優位です。
しかも、保育士試験の手引きに記載の課題楽譜にもあるように、
伴奏の楽譜については一切指定されていません。
ですので、自分のピアノのレベルに合わせた伴奏で大丈夫ですし、前奏もかなり簡単なものにできます。
3つの実技試験科目について説明しました。
まずは、自分の好きな科目を選択してください。
また、一次試験の結果発表を待ってからの実技試験対策にしてしまっては、実技試験の準備にかけられる時間が、1か月しかありません。
筆記試験を受けた次の週には、
ユーキャンやニチイといった回答速報のサイトを見て、自己採点したほうが良いと思います。
その結果に応じて、すぐに実技試験の対策を始めてほしいです。
つぎに、私が選択した音楽表現と、言語表現についての実際の対策について触れます。
言語表現試験の対策
課題図書については、ネットで見ても良いかもしれませんが、なるべくならば絵本を買ってください。700円から売っています。
さて、2018年の課題図書は
・3匹のこぶた
・3びきやぎのがらがらどん
・てぶくろ
・おむすびころりん
ですが、この中では、
おむすびころりんがおすすめです。
理由ですが、
保育士試験の言語表現の試験は試験時間が3分です。
これらの絵本
そのまま読んでいれば、3分をオーバーします。
保育士試験の言語表現は、
3分以上ある課題図書を、
いかに自ら、3分以内の内容に収まるか、編集する能力も求められます。
3匹のこぶた は、3匹の行動を話し、最後のオチまで話す必要があるので、3分にまとめることが一番難しいのではないでしょうか。
その点おむずびころりんは、
おむすびころりんすっとんとん
と言えば、擬音語なので、子どもたちのウケが良く、話も簡潔明瞭。
3分にまとめやすい絵本なのです。
おむすびころりん300円の絵本また詳しくは、別の記事にまとめます。
音楽表現
音楽表現については、まず、ピアノを一回もしたことがない方は、
なるべく早い段階でレッスンについてください。
その際の注意点としては、
これはピアノのレベルをあげるためのピアノを習うのではなく、
これは、保育士試験対策であることを、ピアノ教室の契約前に、
しっかりと先生に伝える必要があることです。
ですので、おそらく、ピアノは個人レッスンを選ぶことになります。
この場合、お願いすれば、ピアノのレベルに見合った伴奏を先生が作成してくれるはずです。
さて、私はピアノを20年しているので、ここからはピアノ経験者の方へ。
私、ピアノ歴はありましたが、弾き歌いの経験はありませんでした。
ですので、最初は中級レベルの伴奏を自作で付けていましたが、
腹式呼吸でピアノの音量に負けないように歌いながら、中級の伴奏を弾く。
というのは、私には短期間では、困難でした。
正直、ピアノの試験は舐めてかかっていた私は、
試験10日前からピアノの試験の対策を始めましたが、
試験2日前に、現状では厳しいことを実感して、伴奏のレベルを和音中心にしたほぼ初級まで落としています。
ですので、ピアノ経験者の方も、
一応、早めに対策することを切実にお願いしたいと思います。
おわりに
今回の記事では、実技試験の各科目の特徴と、音楽表現、言語表現を選ぶうえでのポイントについて触れました。
次回の記事からは、
実際の
言語表現
音楽表現の対策について、まとめたいと思います。