保育士試験に一発合格した経験から、保育士試験対策ブログを作っています。
今回は、乳児院についての保育士試験に出題の可能性があるところを取り上げていきます。
・施設基準
・職員基準
・法律
・在籍人数
についてを主に取り上げます。
乳児院とは? 児童福祉法37条。
乳児院については、児童福祉法の37条に以下の記載があります。
【乳児院は、乳児(保健上、安定した生活環境の確保、その他の理由により、
特に必要のある場合には、幼児を含む) を、入院させて、これを養育し、
あわせて退院したものについて、相談、そのたの援助をおこなうことを目的とする施設とする。】
児童養護施設入所児童等調査結果。乳児院の入所理由
厚生労働省の児童養護施設入所児童等調査結果に、各施設の入所理由がデータで収められています。
さて、乳児院の入居理由ですが、
1番多いのは、22.2%の
父または、母の精神疾患です。
次に多いのは、父または母の放任、怠惰で、11.1%です。
養護施設では、虐待が18%なので、
乳児院では、精神疾患を持って、子どもを育てて見える方のことや、
育児ノイローゼの方が影響していることがデータでわかります。
乳児院における、虐待経験の割合は、35%で。
そのうち、ネグレクトが、74%で最多になっています。
"スポンサー広告
児童養護施設の入所児童等調査結果は、5年に1回の調査で、結果の発表はさらに2年後。
入所児童調査は、5年に1回の調査であり、前回は2013年。平成25年の調査でした。
ですが、結果の公開は
2017年の1月だったので、
現在も、厚生労働省のホームページ上は、2013年のデータが最新になっています。
保育士試験も、来年(2019年いっぱいは、2013年のデータが適用になると考えられます。)
乳児院の施設基準と職員数(定員10人以下の施設)
さて、乳児院の基準は定員が10人以下と、10人以上で異なります。
まずは、10人以下のほうを見ていきます。
・職員
・嘱託医 (開業医とかと連携して、連絡できる状態にする)
・看護師
・家庭支援専門相談員(入所児童の早期家庭復帰などのために、在所中、アフターケアまで行う)
・調理員(代理でもよい)
看護師、保育士、児童指導員(生活指導や、日常生活のケア)
看護師は1人いれば、あとは保育士と児童指導員に変われる。その上で、合計7人以上が必要。
スポンサー広告
定員が10人以上の施設の場合。
・小児科の医師や嘱託医
・看護師 (乳幼児10人以上で、2人以上。 10人増えるごとに、1人の看護師を増やすことを目安にする)
・個別対応職員
・家庭支援専門相談員
・栄養士
・調理員 (調理をすべて委託する場合は、置かなくても良い)
・心理療法が必要な乳幼児、保護者10人以上に心理療法を行う場合は、心理療法担当職員。
・看護師、保育士、児童指導員の数
乳児~満2歳未満の人数に対して、おおむね、1.6人に1人以上
満2歳以上~ 満3歳未満の人数に対して、 おおむね、2人につき1人以上
満3歳以上 の人数に対して、 おおむね 4人につき、1人以上
かつ、合計は7人以上。
かつ、20人以下の乳児院の場合は、保育士を最低1人はおくこと。
児童福祉施設の設備および運営に関する基準からの乳児院。
児童福祉施設の設備および運営に関する基準では
児童福祉法よりも細かく、具体性のある事項が書かれます。
乳児院での、内容については、
【乳幼児の年齢及び発達の段階に応じて必要な、
・授乳
・食事
・排せつ
・入浴
・沐浴
・遊びと運動
・外気浴
・睡眠
・健康状態の把握と、健康診断
・感染症の予防。】
とかかれています。
当ブログでは、保育士試験の自作の練習問題の公開や、
保育士試験の用語解説、筆記試験、実技試験の試験のポイントなどを書いています。
・保育士試験のタグでは、この記事のように用語解説や、実技試験対策を
・保育士試験一問一答のタグでは、一つの記事で10問の保育士試験対策の練習問題を自作して公開しています。
ぜひ、ごらんください。
なお
記事については、毎年度、試験の範囲との差異がないかを確認しています。