にんふるほいくふる

保育士による保育士試験対策を中心に、色んなこと書いてます

実親に育ててもらえない子どもを守るということ。

今日は私が、親から育ててもらえない子どものためにとった行動について、実体験に基づき記事にします。尚、守秘義務のため、一切の個人情報は明かしません。

 

 

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目次

 

 

 

お姉ちゃんが育児放棄している。

 

私の実体験を1つお伝えします。

 

私が保育士になりたての頃、

友達から「一緒にランチに行こう。」と連絡がありました。

 

当日。ランチを注文して、友達と話していると、友達から、

 

"実は、核家族のお姉ちゃんが子どもを虐待していて、旦那さんは長期出張。どうして良いのか分からない。"

 

と告白されました。

 

まず、私が聞いたことは子どもの年齢です。

これが、すごく大変でした。

 

生後4ヶ月の乳児だったんです。

 

 

友達はどうしよう?なんて言ってますが、私は言いました。

 

"こんなところでランチなんて食べてる場合じゃない。

乳児ってちょっとしたことで死んじゃうんだよ?! 

すぐにお姉ちゃんの所に向かおう"

 

注文しただけのランチは、まだ運ばれていませんでしたが、

店員さんに、急用なので会計を払わせてください。と言うと、

その個人店のレストランは、お代金無料で、それどころか、2人で行ったのに、次回のドリンクサービスまで沢山付けてくれました。

話が聞こえていたのでしょう。

店員さんの顔は青ざめていました。

 

 

乳児の育児放棄、取るべき行動は?

 

とにかく車で急いで、友達のお姉さんの家に向かいました。

 

だんだん事態の深刻さが分かってきた友達はずっと泣いています。

私なんてとっくに泣いてます。

それでも、頭をフル稼働して、車の中で友達にいまからの行動を説明しました。

 

・乳児は一瞬で命の危機に晒される可能性があるから、必ず今日中に赤ちゃんを保護すること。

 

・友達は一人暮らしでまだ23歳だったので、祖父母などほかに養育できる人がいないか家に着くまでに連絡して、探すこと。

 

・祖父母に養育の意志があれば、明日から育てるのは大変だろうから、行政の一時養育サービスの利用方法をあとから全部伝えるので、準備はゆっくりでも良いことを伝えること。

 

・乳児にいま、健康状態などの問題がある可能性を考えて、児童相談所には連絡すること。

 

・祖父母に養育意志がない場合は、私が今日中に通報して赤ちゃんを強制保護すること。

 

 

このとき私はすごくパニックになっていて、自分の働く保育園の園長に相談する。という、普段なら必ずとるであろう行動を取っていませんでした。

夜やっと園長に相談し、その行動で大丈夫だったと言って頂いたときには、何時間泣いたか分かりません。

 

 

また、私のこの行動が児童虐待を通報し、保護する義務へ、どこまで正解といえるのかは、私にも分かりません。

 

 

即日保護。

 

友達が父方の祖父母が子どもを預かると言ったことを私に伝えました。

父方の祖父母に電話すること、友達も辛かったと思います。

ここで私も電話越しに祖父母と会話し、説明を行いました。

 

 

友達のお姉さんの家に車で到着し、私は近くの駐車場で待機。

友達に、祖父母が来るまで、絶対に乳児から目を離さないことを伝えて、祖父母を待ちました。

 

 

 

もし、祖父母が来るのが遅ければ、

もし、祖父母の養育が困難と私も判断していれば、

私は間違えなく、児童相談所にすぐ通報していました。

 

 

 

ルポ 児童相談所 (朝日新書)

ルポ 児童相談所 (朝日新書)

 

 

祖父母が養育すること。

乳児は即日祖父母に保護して頂き、当面の子育ての準備の間は、

各自体の制度である、子ども一時預かり制度

ショートステイ制度を利用して、乳児を施設に預けてください。と伝えました。

 

実際に、赤ちゃんは一時的に近くの施設で保護され、その後は祖父母に育てられています。

 

 

子どもは成長します。

そのときはまだ歩きませんが、来年には歩いています。

 

祖父母に、長期戦になる可能性があるので、いつでも連絡してほしいことと、行政と連携を取っていただきたいことを伝えました。

 

祖父母からは、

いまはお母さんも育てられないけど、僕達にとってもかけがえのない孫。

お母さんが育てられる心になるまで、僕達が育てる

と聞きました。

 

 

お母さんは、病院に通うことになり、少しずつ回復していきます。

 

 

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子どもに罪はない。社会で守ろう。

お母さんも大変だったんです。

子どもは特に大変だったんです。

1番信頼すべきお母さんに育ててもらえないのだから。

 

だからといって、お母さんにばかり、育てて!と言うことは、

更なる育児放棄、児童虐待に繋がりかねません。

 

だからこそ、お母さんの代わりに社会で守る。

 

施設で里親で、実親が育てられる環境になるまで、子どもを社会が責任を持って預かることには、こういった意味があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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