私、31歳、不妊治療の初採卵初移植で不妊治療に限界を感じて、不妊治療を辞める決断をしました。
もちろん、私には排卵障害(その上、体外授精で染色体異常の可能性も指摘された。)。旦那には乏精子症があるので、不妊治療を辞める。という選択をするのは、すごく怖いし、誤った選択かもしれません。
しかし、私たち夫婦は、夫婦でよく相談したうえで、不妊治療を辞めました。今回の記事では、この理由を書きました。
- 私が31歳で体外授精もしたのに不妊治療をやめた理由。
- 旦那に、私の心が限界だから、不妊治療を辞めよう。と言われた。
- 旦那は、不妊治療をしていなかったときが一番楽しかったらしい
- 私が31歳で不妊治療をやめた理由。もう一度、夫婦のカタチを見直そう。
私が31歳で体外授精もしたのに不妊治療をやめた理由。
私は、いままでタイミング法を3周期、人工授精を6周期、体外授精を採卵1回、移植1回した段階です。
今回、初採卵で、1つの新鮮分割胚移植(陰性)、一つの分割胚を凍結しました。
初回の移植は陰性。とはいえ、まだ凍結している分割胚があるので、私もそれほど落ち込まず、次の移植をがんばろう。と思いました。
・・・が
初移植陰性の判定日、先生が私に伝えたのは、受精卵の染色体異常の可能性でした。
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これについては、染色体異常の可能性の評価で、また別の方法での採卵をして、評価を行う必要がある。と説明を受けました。
これを聞いて、私と旦那は、私は、いったい、何回採卵と移植を繰り返せば良いのだろう。と怖くなりました。
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助成金の回数も残っている。金銭的な理由で不妊治療を辞めるわけではない。
いままで、私は、不妊治療の終了ラインは、助成金回数制限の終了だろう。と考えていました。
が、今回、不妊治療を辞めることを決めましたが、それは、決して、お金の限界ではありませんでした。
今回の初採卵、初移植まではトータルで43万かかっていますが、助成金が初回分として30万円もどるので、実質は13万円程度です。(高いけど。)
決して裕福ではない家計ですが、決して、金銭的な理由で不妊治療をやめる、というわけではありませんでした。
旦那に、私の心が限界だから、不妊治療を辞めよう。と言われた。
判定日より前に、フライングで陰性のことは分かっていたので、私は、旦那に泣いたことがあります。
「自己注射ができる自分ならばかかっていなかったお金がある。私は体質で自己注射ができないから、今回、再診料や交通費で余計に3万もかかってる。
私、陰性だったのに、採卵も高いのに、人よりお金かけて、ほんまにクズだよね。」
不妊治療のお金は旦那に出してもらっていたので、大切な大切な旦那のお金をまさしく無駄にしてしまったこと、すごく苦痛で、呼吸もできないほどに大泣きしました。
そして、判定日。
次の移植に向けて、なんとか前向きな気持ちで迎えた判定日は、まさかの染色体異常の疑いを言われたことで絶望に変わりました。
判定日に染色体異常と言われてから、私は、心が死んでいました。
表情もなくなり、ごはんを食べようとしても、口に食べ物を運んだだけで気持ち悪くて食べられない。
朝ごはんをお昼に半分食べて、お昼ご飯の半分を夜に食べて・・・ どんどん、衰弱しました。
そんなときに、旦那は、私の心が壊れるから、不妊治療を終了しよう。と私にいいました
それを言われたこと、とてもつらかったです。
不妊治療をする。という、私の原動力を奪わないでほしい。
旦那に、
不妊治療をやめよう。
私の心が壊れてしまう。
自分は、夫婦が仲良く、毎日を過ごせているだけで十分だ。
こういわれたときに、私は、すごく、すごくつらかったです。
どうして、私は旦那の子どもが欲しくてがんばっているのに、この人は、私に不妊治療をやめよう。と言うのだろう。嘘でも良いから、もうちょっと一緒に頑張ろうって言ってほしい。
こう思ってしまいました。
確かに、私の心は、旦那の言うとおり、限界まで壊れていました。
けど、その壊れた心の中でも、旦那の子どもが欲しい。
私と旦那の子どもが欲しい。家族が欲しい。だから、不妊治療を続ける。
この気持ちが、壊れた心の中に唯一残る、私の原動力だったのに、旦那はこれを否定しました。
旦那は、不妊治療をしていなかったときが一番楽しかったらしい
旦那は、私に続けて言いました。
私は、人工授精でOHSSになり入院。そのあとしばらく安静にするために不妊治療を休憩する必要があって、風疹の予防注射を打ちつつ、1月と2月の約2か月、不妊治療を休んでいました。
その、私が不妊治療をしていなかった期間。
その期間が私の旦那は、すごく楽しかった。と言いました。
その日々に戻りたいと希望してくれました。
この人は、ほんとうに私を大事にしてくれているんだなあ。と思い、
私は、旦那のこの話を聞いて、不妊治療を辞める。という旦那の考えを受け入れました。
不妊治療をがんばる私と支える旦那 見えなかった気持ち。
私たち夫婦は、不妊治療については、ともに相談して、支えあってこれていました。
私は、ほんとうは初採卵が1月の予定でしたが、予期せぬOHSSで初採卵は3月に延期になっていました。
この2か月。旦那はとても楽しかった。と私に言いました。
確かに、私もとても楽しかったんです。
けど、私は、
OHSSにならなかったら、今月採卵できていたのに、どうして。って、かなり落ち込んでいた時期でもありました。
そして、2月下旬。
私は、もうすぐ採卵できることにワクワクしていました。
その片隅で、旦那は、この不妊治療をしていない、一番楽しい時間がまた終わることをどう思っていたんだろう。
けど、旦那は、私が、やっと採卵できる。と喜ぶ姿を見たら、何も言えなかったんだろうなあ。と思います。
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私が31歳で不妊治療をやめた理由。もう一度、夫婦のカタチを見直そう。
私がまだ妊娠してないというのに、初採卵、初移植っていう、まだまだ不妊治療のスタートラインのようなものなのに、不妊治療をやめること・・・
過去の私も、まったく想像していなかったと思います。
いまの私も、これが正解だったのか。いまでもわかりません。
ただ、私は、不妊治療に自分が思う以上にとらわれすぎていて、毎日の夫婦のカタチに目を向けられていなかったときがあるはずです。
それをちょっとずつ、取り戻したい。
いまは、そんな気持ちでいっぱいです。