養子縁組里親と養育里親と特別養子縁組の違い。(児童相談所で受けた説明と辛さ)

特別養子縁組を考えていて、里親登録の初回面談にいった際に、児童相談所の職員さんから、養子縁組里親と、養育里親と、特別養子縁組里親の違いを説明されました。養育里親が、とても辛い場合がある。と職員さんから聞いたことがとても印象的でした。

養子縁組里親と養育里親と特別養子縁組の違い。(児童相談所で受けた説明と辛さ)

里親登録を前提に、初回の児童相談所の面談を受けました。面談の内容のポイントや、面談の雰囲気はこの記事にまとめています。
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今回の記事では、児童相談所の職員さんに、面談のときに聞いた、以下のことについてまとめました。

・養子縁組里親の期間を経て、特別養子縁組となること
・養育里親と養子縁組里親の違い
・児童相談所の職員さんが言ってくれた、養育里親の辛さ
・親権の存在

上記のことについて、今回の記事で順番に説明します。

私自身が保育士なので、里親の制度には知識があるんですが、今回、自分が養育里親か、特別養子縁組を前提にした養子縁組里親になることを希望して、児童相談所に行きました。

そこで、夫婦で、里親登録前の面談を受けたんですが、里親制度の難しさを、児童相談所の職員さんに教えてもらいました。

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養子縁組里親の期間を経て、特別養子縁組になること

里親には
養育里親(いつか実親のところに戻ることを前提にしている。)

専門里親(少々難しい児童を養育する、養育里親経験者がなれる。)

親族里親(児童の3親等以内の親族が、手当をもらいながら児童を養育するための里親)

養子縁組里親(いまから説明)

の4種類があります。

このうち、養子縁組里親は、特別養子縁組の前提になる里親のかたちです。

こどもと、特別養子縁組になることを前提に会っても、実親の親権が放棄されるまで半年程度がかかります。かつ、家庭裁判所での手続き等が必要です。

なので、この特別養子縁組が成立して、実子と実親という関係性が結べるようになるまで、養子縁組里親として、里親と里子の関係性でいます。
なので、特別養子縁組里親は、養子縁組里親とも関連していることになります。

私の県の児童相談所を経由した特別養子縁組の成立は年間5件程度

面談で聞いたんですが、私の県での特別養子縁組の成立件数は、年間5件~6件程度らしいです。

なので、児童相談所の職員さんのほうから、児童相談所と、民間団体を、特別養子縁組を希望するときは兼ねたほうが良い。と言ってもらえました。

かつ、民間のほうで特別養子縁組が成立したら、児童相談所としては、「良い縁があってよかった。」と思っていただけるそうです。

児童相談所の職員さん、仕事大変やし、精神的にも辛いことがある仕事やのに、めちゃ親切でやさしい。!!

養育里親と養子縁組里親の違い。

上で説明したように、特別養子縁組の前提になるのが養子縁組里親です。

養育里親と養子縁組里親の違いは、親権の存在と、養育費の違い。

特別養子縁組を成立させるまでの養子縁組里親の期間は、医療費等の手当を国から受け取ることができますが、特別養子縁組が成立すると、実子同等になるため、もらうことはストップします。

養育里親は、子どもの生活費や、養育するための里親の負担を考慮した手当も受け取り、塾の費用とかに当てれますが、親権がありません。

この親権の存在について、児童相談所の職員さんは、とても苦労されているみたいでした。

児童相談所の職員さんが言ってくれた、養育里親の辛さ。

私たちは、養育里親にも、養子縁組里親にもなることを希望していて、それは、児童相談所の職員さんにも、最初に伝えていました。

それを受けて、職員さんは、養育里親の辛さを話してくれました。

養育里親の里親さんは、ほんとうに、実子のように里子を育ててくれるらしく、児童相談所の職員さんてきにもありがたい存在らしいです。

ただ、親権が実親にあるままなので、
たとえ10年養育していても、実親が返してほしいと言ったら、実親のところに戻ってしまいます。

なので、「大切に何年も育てていた子どもが出ていくのは、むごい。」と児童相談所の職員さんが、とても辛い表情で話してくれました。

実際に、職員さんも、大切に養育されてきた里親と里子が、実親の意思で引き戻されるところを何度も見てきたようです。

親権の存在が難しいことを、児童相談所の職員さんに聞いて、法律で仕事する公務員が、法律の制度である親権への不満を感じている違和感を強く感じました。

親権の強さ。委託が中止になる。

養育里親のなかで、週末里親は、里親登録をする前でもできるそうで、私は家も広いし、生活にもさほど困っていないので、

仕事が休みの期間なら、週末里親をしてみたいことを児童相談所の職員さんに相談しました。


しかし、
「週末里親にも実親の許可がいるのが地区のルールで、実親さんに、里親さんのところで良い環境で暮らしたら、実家に戻ってこなくなるから、里親は短期でも辞めて。と言われるので、実質機能していない。」

と言われてビックリしました。

この実親の、
里親のところで良い生活をすると、実親のところに戻ってこなくなるかもしれないから、嫌だ。

という気持ちは、一切、子どもの気持ちが尊重されてません。

私が職員さんに、「親権って、そんなに強いんですね。」と伝えると、

「特別養子縁組は直前で実親がやはり自分で育てたい。と中止することもある。というイメージを持てている方も、ニュースとかで多いけど、

養育里親も委託の話で進んでいたのに、委託直前で実親さんからの中止にあって、養育里親さんがせっかく準備してくれていたのに、申し訳ないときがある。」

と聞きました。

こどもを守るための制度である里親制度のなかで、こんなにも、親権が問題になるケースがあることは、悲しいです。

それに、委託の中止って、テレビで聞くくらいの話。だとイメージしていたんですが、こんなにも地元の児童相談所で、職員さんが実際に対応されていたことにも驚きました。

養育里親も養子縁組里親も登録すること。

私たち夫婦が、最初に、養育里親も、養子縁組里親もなりたいことを児童相談所の職員さんに伝えたときに、

職員さんは、「研修が1日ふえるけど、両方に登録するのもオススメ。」と言ってくれました。

子どもをより家庭のなかで養育するために養育里親は沢山ほしいそうで、養育里親で登録する希望があるなら、ありがたいこと。だそうです。

仕事が忙しいときは、養育里親の活動はできないかもしれない。ことを伝えましたが、養育里親は断っても良いし、しばらく活動しないことを児童相談所に連絡することも、ぜんぜん良いそうです。

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私の県では養育里親のほうが圧倒的に多いこと

私の県では、養子縁組里親に比べて、養育里親が多く、とくに私の地域では、養育里親が他の地域の倍以上と圧倒的に充実しているそうです

ある意味、養育里親としての先輩が沢山いる。ということで安心して、私たち夫婦も希望通り、養育里親の登録も、養子縁組里親の登録も目指すことにしました。